「基本情報の合格率」で検索すると40%前後の数字がゴロゴロ出てくるけど、この数字、実は年々下がってきている。独学で受験を考えている人ほど、なんとなくのイメージより実データを見ておいたほうがいい。

令和7年度の合格率

38.3%

IPA公式統計より。3年前と比べて10ポイント近く下がっている。

直近の合格率推移

公表されている統計を年度で並べると、下がり続けているのがわかる。

令和5年度 47.1% 令和6年度 40.8% 令和7年度 38.3%

現行のCBT方式・通年試験制度がスタートした当初は、準備の整った受験者が先行して受験した影響もあり、合格率が高めに出たと考えられる。制度が定着し受験者層が広がるにつれ、数値が落ち着いてきたという見方が一般的。

合格ラインを正しく知る

基本情報技術者試験は科目A・科目Bともに、1,000点満点中600点以上を取ることが合格条件。

600 / 1000

このラインを科目A・科目Bの両方で超える必要がある

採点はIRT(項目応答理論)方式で行われるため、単純に「正答率6割で合格」ではない。問題ごとの難易度に応じてスコアが算出される仕組みで、片方だけ高得点でも、もう一方が基準未満なら不合格になる。

数字だけで諦める必要はない

合格率40%前後という数字だけを見ると身構えてしまうが、これは準備不足のまま受験する人も含めた数字。出題範囲に沿って科目A・科目Bを計画的に対策していれば、決して手が届かない水準ではない。

数字より大事なこと

合格率の推移を追うことよりも重要なのは、学習に使う教材が現行シラバス(2026年8月時点でVer.9.2)に対応しているかどうか。古い教材で対策すると、出題範囲からずれた学習に時間を使ってしまうことになる。

  • 合格率は令和5年度47.1%→令和7年度38.3%と低下傾向
  • 合格ラインは科目A・科目Bともに1,000点中600点以上
  • 採点方式はIRT、正答率6割の単純計算ではない
  • 大事なのは最新シラバスに沿った教材選び

数字は気になって当然。でも合格率は過去の受験者全体の結果であって、自分の合否を決めるものじゃない。見るべきは今日から積み上げる時間の方。

本記事の数値は2026年8月時点で公表されている情報に基づきます。最新の統計はIPA公式「統計情報(基本情報技術者試験)」でご確認ください。